◆読書感想◆

東京奇譚集

村上 春樹(著)
価格:\420(税込)
評価:★★★★☆
 5編からなる素敵な短編集。ちょっとした偶然やありえないことなどを軽い感じで伝えています。この軽い感じを気取った風でもなく、軽薄な感じもなく、自然な感じで伝えています。そこが本書の魅力です。

 村上春樹の文学には「文章は簡単だけど、解釈は難解」という特徴があります。そこにある種の疎ましさを感じる人がいます(かくゆうわたしも・・・)。本書も村上文学の特徴は活かされていますが、自然体が貫かれている為、すんなり読めます。

 「村上春樹はちょっと・・・」と思っている方にお奨め出来る作品です。もしかしたら、この本をきっかけとして、よりディープな村上春樹の世界に入っていけるかもしれません。(2009/10/29)

◆読感履歴◆
魔法のポン・ピュン・ラン♪
時をかける少女
ぼくは勉強ができない
サラリーマンよ悪意を抱け
五分後の世界
ブルーベリー
しがみつかない生き方
子どもが育つ魔法の言葉
新・新幹線殺人事件
ショージ君の「サラ専」新聞
太陽の塔
終末のフール
数学物語
兎の眼
東京物語
極楽カンパニー
牛乳には危険がいっぱい?
無趣味のすすめ
最新、危ないコンビニ食
あの歌がきこえる
風に舞いあがるビニールシート
食育入門
脳が若返る30の方法
ドラママチ
ステップ
忌野旅日記
魔性ホテル
廃墟建築士
◆過去ログ◆
#271〜285
#226〜270
#181〜225
#136〜180
#91〜135
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ほんのほん
かっての読書遍歴

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