◆読書感想◆

東京物語

奥田 英朗(著)
価格:\650(税込)
評価:★★★★☆
 1970年代後半から80年代の終わりまでに青春を送った人なら、ノスタルジーを感じる一冊です。ジョン・レノンの暗殺、キャンディーズの解散など、当時話題をまいた出来事が物語の随所に埋め込まれているからです。

 80年代の終わりはバブル絶頂です。しかし、本作の主人公、29歳の久雄はバブルの波に乗っている訳ではありません。コピーライターとして成果を挙げながらも、人生の分岐点に佇んでいるように思えます。それは作家、奥田英朗そのものの姿に投影されます。その後の久雄を描いて欲しいと思いました。(2009/08/15)

◆読感履歴◆
極楽カンパニー
牛乳には危険がいっぱい?
無趣味のすすめ
最新、危ないコンビニ食
あの歌がきこえる
風に舞いあがるビニールシート
食育入門
脳が若返る30の方法
ドラママチ
ステップ
忌野旅日記
魔性ホテル
廃墟建築士
ゴハンの丸かじり
ひな菊とペパーミント
村上ラヂオ
肩ごしの恋人
ペネロペこわいゆめをやっつける
強運の持ち主
葡萄が目にしみる
その日のまえに
町長選挙
怪盗ジバコ
「朝に弱い」が治る本
ブランケット・キャッツ
きんぎょ
最悪
ラン

◆過去ログ◆
#226〜270
#181〜225
#136〜180
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