◆読書感想◆
風に舞いあがるビニールシート
森 絵都(著)
価格:\570(税込)
評価:★★★★☆
 六つの短編からなる直木賞受賞作。全作に共通するのは、どの主人公も自分の確固たる信念を持っていることです。その信念は揺るぎなく、自らのミッションを掲げた素敵な生き方に思えます。ロハスらしい物語だと感じました。

 一方、個々の物語は前述した共通テーマを持ちつつも、作風は異なります。まるで一編毎に違う作家が書いた様に思えます。本書を読むと改めて森絵都さんの器の大きさを感じます。

 作品のバリエーションが豊かな為、好悪も分かれるでしょう。わたしはレポートの代筆を依頼する二部の学生を描いた「守護神」が気に入りました。この作品が、わたしのイメージする森絵都作品だと感じたからです。(2009/07/25)

◆読感履歴◆
食育入門
脳が若返る30の方法
ドラママチ
ステップ
忌野旅日記
魔性ホテル
廃墟建築士
ゴハンの丸かじり
ひな菊とペパーミント
村上ラヂオ
肩ごしの恋人
ペネロペこわいゆめをやっつける
強運の持ち主
葡萄が目にしみる
その日のまえに
町長選挙
怪盗ジバコ
「朝に弱い」が治る本
ブランケット・キャッツ
きんぎょ
最悪
ラン

◆過去ログ◆
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かっての読書遍歴

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