◆読書感想◆
極楽カンパニー
原 宏一(著)
価格:\540(税込)
評価:★★★★☆
「会社が極楽だなんて、なんて素敵なことだろう!」――タイトルを見て思わず購入!この時点では、作者があの「床下仙人」の原宏一であることに気づいていませんでした。
定年後、図書館通いする二人の男が、会社話に花を咲かせます。そして「会社ごっこ」をはじめます。この「ごっこ」をはじめるまでの二人の掛け合いが妙に痛快で笑えました。
しかし「ごっこ」をはじめてから、次第に二人の男の価値観は離れていきます。経営理念である「絵空事」「馬鹿正直」「度外視」を守ろうとする須河内賢三と、利益に走る桐峰。これは「ごっこ」を超えたリアルな企業物語に思えました。
笑いと共に会社なしでは生きる喜びを得られないサラリーマンの悲しさを感じる快作です。(2009/08/11)
◆読感履歴◆
牛乳には危険がいっぱい?
無趣味のすすめ
最新、危ないコンビニ食
あの歌がきこえる
風に舞いあがるビニールシート
食育入門
脳が若返る30の方法
ドラママチ
ステップ
忌野旅日記
魔性ホテル
廃墟建築士
ゴハンの丸かじり
ひな菊とペパーミント
村上ラヂオ
肩ごしの恋人
ペネロペこわいゆめをやっつける
強運の持ち主
葡萄が目にしみる
その日のまえに
町長選挙
怪盗ジバコ
「朝に弱い」が治る本
ブランケット・キャッツ
きんぎょ
最悪
ラン
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