しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

◆読書感想◆

評価:★★★☆☆

　「＜勝間和代＞を目指さない」という章にインパクトがあるのか！？――本屋さんではこの本が山積みされ、売れているようです。香山リカさんの文章は独特です。理系の文は論理性に富む印象があるのですが、彼女の場合は、思いついたことを徒然なるままに書いている感じです。１０章に分かれた論考を展開しているのですが、その区分けと内容はイマイチ合いません。

　それはさておき、書いている内容を総合すると、日本の悪政が「ふつうの幸せ」を手に入れられない社会にしてしまったという感想を持ちました。なかでも小泉改革によってもたらされた「成果主義」「製造業派遣」などは、社会不安を加速させたと思います。

　先の衆院選で民主党が自民党に圧勝しました。香山リカさんの本が売れていることと、無関係には思えません。(2009/09/21）

◆読感履歴◆

子どもが育つ魔法の言葉
新・新幹線殺人事件
ｼｮｰｼﾞ君の｢ｻﾗ専｣新聞
太陽の塔
終末のﾌｰﾙ
数学物語
兎の眼
東京物語
極楽ｶﾝﾊﾟﾆｰ
牛乳には危険がいっぱい?
無趣味のすすめ
最新､危ないｺﾝﾋﾞﾆ食
あの歌がきこえる
風に舞いあがるﾋﾞﾆｰﾙｼｰﾄ
食育入門
脳が若返る30の方法
ﾄﾞﾗﾏﾏﾁ
ｽﾃｯﾌﾟ
忌野旅日記
魔性ﾎﾃﾙ
廃墟建築士

◆過去ログ◆

#271～285
#226～270
#181～225
#136～180
#91～135
#46～90
#1～45

ほんのほん
かっての読書遍歴

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