◆読書感想◆

食育入門―豊かな心と食事観の形成

福田 靖子(著)
価格:\2,100(税込)
評価:★★★★☆
 とかく断片的な情報収集になりやすい食育。本書は食育を「栄養教育」と「食事教育」に分け、体系的な解説をした入門書です。教育に関心のある人はもちろん、食というテーマからあらゆる人が読んでいい一冊だと思います。

 学校教育は「知育」「徳育」「体育」で成り立っていました。そこに「食育」が加わりました。マクドナルドやキッコーマンなどの大手食品企業は、小学校に出向き「食育授業」を行う昨今です。学校と企業が特性を活かした連携をはかることはいいことかもしれません。しかしわたしは特定企業を公教育が支援している様に思え、複雑な感覚を持ちます。

 因みに「食べること」は教育以前に、人間の根源的な欲求です。教育が無くても、人間は食べることが出来ます。しかし「欲求」のまま食事をさせることが、キレやすい子どもをつくり、大人になってから様々な生活習慣病を促進する要因となります。食事を社会全体の問題と捉え、教育を施すことが必要だと思いました。(2009/07/19)

◆読感履歴◆
脳が若返る30の方法
ドラママチ
ステップ
忌野旅日記
魔性ホテル
廃墟建築士
ゴハンの丸かじり
ひな菊とペパーミント
村上ラヂオ
肩ごしの恋人
ペネロペこわいゆめをやっつける
強運の持ち主
葡萄が目にしみる
その日のまえに
町長選挙
怪盗ジバコ
「朝に弱い」が治る本
ブランケット・キャッツ
きんぎょ
最悪
ラン

◆過去ログ◆
#226〜270
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45

ほんのほん
かっての読書遍歴

戻る