◆読書感想◆

ブルーベリー

重松 清(著)
価格:\1,680(税込)
評価:★★★★☆
 かって同じ時を一緒に過ごして、いつの間にか会わなくなってしまった人は誰にもいると思います。本書はそんなテーマをまとめた作品群です。主人公は山口県から1981年代に上京し、大学生活を送ります。作品全体に80年代の世相がよく描写されています。わたしは主人公よりも3年若いため、自分の高校時代にタイムスリップしました。

 大きな出来事はありませんが、爽やかな気持ちになる本です。日常的で些細なことをこれほど楽しく描ける作家は、重松清しかいないと思わせます。

 ただ、余りにもサラリとまとまり過ぎていることから、印象としては薄い部類に入る作品でもあります。(2009/09/26)

◆読感履歴◆
しがみつかない生き方
子どもが育つ魔法の言葉
新・新幹線殺人事件
ショージ君の「サラ専」新聞
太陽の塔
終末のフール
数学物語
兎の眼
東京物語
極楽カンパニー
牛乳には危険がいっぱい?
無趣味のすすめ
最新、危ないコンビニ食
あの歌がきこえる
風に舞いあがるビニールシート
食育入門
脳が若返る30の方法
ドラママチ
ステップ
忌野旅日記
魔性ホテル
廃墟建築士

◆過去ログ◆
#271〜285
#226〜270
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45

ほんのほん
かっての読書遍歴

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