◆読書感想◆
その日のまえに
重松 清(著)
価格:\610(税込)
評価:★★★★☆
大林宣彦監督によって映像化された作品。映画は見ていませんが、重松清の原作は、大林監督が似合いそうに思えます。
本書は連作短編集です。初めの4編は独立性が強く、ひとつの完結作として読むことも出来ます。すべての作品に共通するのは”死”です。しかも子育て真っ只中での死が多く、数ある重松作品のなかでも”せつなさ”はピカイチかもしれません。反面、リアリティがあり過ぎて、純粋に感動は出来ません。むしろ冷静に捉えてしまいます。
短編同士の絡み具合が絶妙で、重松清の小説テクニックの上手さを改めて感じました。(2009/05/18)
◆読感履歴◆
町長選挙
怪盗ジバコ
「朝に弱い」が治る本
ブランケット・キャッツ
きんぎょ
最悪
ラン
オーラの条件
スイッチを押すとき
やめたら
40-翼ふたたび
卒業
つみきのいえ
あぁ、監督
図書館の神様
超・殺人事件
かつどん協議会
アフターダーク
星に願いを
なぜか人生がうまくいく「悟り」のススメ
マドンナ
チョコレット・オーガズム
◆過去ログ◆
#241〜255
#226〜240
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45
ほんのほん
かっての読書遍歴
戻る