◆読書感想◆
最 悪
奥田 英朗(著)
価格:\920(税込)
評価:★★★★☆
本書は3人の主人公が登場します。零細な鉄工所を経営する川谷、セクハラに悩む銀行員のみどり、ヤクザにいたぶられている和也。この3人は川崎というエリア上の共通点があるも、親交はありません。
しかし和也の銀行強盗をきっかけに3人は交差します。そしてジェットコースターの如く、急落し「最悪」の状況を迎えます。これを如何に打破するのか!?―本書の面白さはこの部分です。本書は推理小説ではありません。しかし、どのような方向に話しが進むか予測がつかない為、それを考えたくなる意味で、推理小説的だと思います。
しかしバラバラの3人が交差するまでに500ページ費やします!前段が余りにも長すぎると思います。読みやすい文章なので、退屈しませんが、もう少しコンパクトに纏めたほうが良いと感じました。逆に言えば、著者渾身の力作なのでしょう。(2009/04/18)
◆読感履歴◆
ラン
オーラの条件
スイッチを押すとき
やめたら
40-翼ふたたび
卒業
つみきのいえ
あぁ、監督
図書館の神様
超・殺人事件
かつどん協議会
アフターダーク
星に願いを
なぜか人生がうまくいく「悟り」のススメ
マドンナ
チョコレット・オーガズム
◆過去ログ◆
#241〜255
#226〜240
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45
ほんのほん
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