読 感
萌え経済学

森永卓郎(著)
価格:\1,575(税込)

評価:★★★★☆
◆読書感想◆
 「萌え」を経済的側面から論考する類を見ない書籍です。高名な経済アナリストによる真面目でアカデミックな分析となっています。「萌え」市場を正確に測定するのは難しいのですが、著者曰く「数兆円」市場になっているとのこと。こうなるとニッチではありません。

 読んでタマゲタのは「恋愛と贅沢」を唱えた経済学者ヴェルナー・ゾンバルトが出るくだり。「萌え」こそ需要を増やすキーワードであり、「萌え」こそ日本経済発展の原動力としています。少々オーバーな気もしますが、妙な説得力を感じました。

 興味のない人から見れば、「萌え」=「暗い、オタク、不健康」といったマイナスイメージがあります。そのような偏見をとって、正面から「萌え」を捉える価値があると思います。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
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