読 感
公立炎上

上田小次郎(著)
価格:\1,000(税込)

評価:★★☆☆☆
◆読書感想◆
 本書は現役高校教師による教育実態の暴露本です。「今の教師は給料と将来の安定にしがみついている学校の寄生虫」と斬っています。そして自分もそのひとりで、これからも寄生虫として、食い扶持を確保する為、教師を続けるとのことです。

 そのことを裏付けるように最近の世論調査で「教育の悪化」を懸念する声がトップになりました。しかし本当に昔に比べ教師や生徒の質が低下しているのでしょうか?例えばわたしの学生時代は尾崎豊の「卒業」と、荒れる卒業式が話題になりました。学級崩壊の形態は昔と今と違うかもしれませんが、本質は変わらない気もします。

 それより気になるのは、今の政権が「美しい日本」の号令の下、愛国心を涵養させる教育に神経を注いでいることです。確かに児童、生徒の愛国的態度が定着すれば、学級崩壊は起きないでしょう。例えば、北朝鮮の学校で学級崩壊など無縁に思えます。しかし日本が目指すべき教育システムはそこでは無いはずです。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
美しい都市・醜い都市
ビタミンF
ウサギはなぜ嘘を許せないのか?
きらめくジャンクフード
観光学入門
会社コンプライアンス
そらべあ
ホメオパシー in Japan
ブーアの森
「法令遵守」が日本を滅ぼす
未来予測小説2010
スローライフ
カレーの雑学
日本国憲法の問題点
元素の小事典
スピリチュアル子育て
黄金のおにぎり
油断!
どくとるマンボウ回想記
ナイフ
家事する男の作り方
メリーゴーランド
恋より仕事!
ガイアの復讐
ラジオは脳にきく
空飛ぶタイヤ
ふたりのLOVEマッサージ
会社人間が会社をつぶす

◆過去ログ◆
#31〜45
#16〜30
#1〜15

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