うさぎの行きあたりばったり人生

読　感

中村うさぎ(著)
価格:\1,365(税込)

評価:★★★☆☆

◆読書感想◆

　わたしは幼稚園の卒業アルバムで、将来なりたい職業を「うちゅうひこうし」と書きました。小学校の卒業アルバムは「天文学者」でした。幼少時代のわたしは、宇宙開発関連の仕事につきたかったのです。しかし中学時代に見たドラマ「金八先生」に影響され、教師になりたいと思い、大学も教職課程を選択しました。しかし、教育実習で余りに地味な教員生活に興冷めし、結局、民間企業のサラリーマンになりました。

　わたしも中村うさぎさんと同じく「行きあたりばったり」の人生です（程度の差はありますが）。そして多くの人は長期的計画を立て、それに向かって邁進していくことなどないのかもしれません。

　本書は著者の無計画な行動を自虐ネタにしています。そのバカさ加減に笑い転げてしまうのですが、随所に見られる人間の本質を突いたコメントにドキリとさせられます。ちょっと心して読む作品。

読　感（目的別）

◆読感履歴◆

快楽急行
人間はこんなものを食べてきた
何でも見てやろう
不思議現象なぜ信じるのか
流星ﾜｺﾞﾝ
沖縄学
環境問題のｳｿ
温室ﾃﾞｲｽﾞ
公立炎上
美しい都市・醜い都市
ﾋﾞﾀﾐﾝF
ｳｻｷﾞはなぜ嘘を許せないのか?
きらめくｼﾞｬﾝｸﾌｰﾄﾞ
観光学入門
会社ｺﾝﾌﾟﾗｲｱﾝｽ
そらべあ
ﾎﾒｵﾊﾟｼｰ in Japan
ﾌﾞｰｱの森
「法令遵守」が日本を滅ぼす
未来予測小説2010
ｽﾛｰﾗｲﾌ
ｶﾚｰの雑学

◆過去ログ◆

#46～60
#31～45
#16～30
#1～15

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