◆読書感想◆

すごい生き方

雨宮 処凛(著)
価格:\1,365(税込)
評価:★★★★☆
 電子メール、携帯電話、ブログ、ソーシャルネットワークと、コミニケーションツールは、僅か数年で急速な発展を遂げました。しかし、ツールの進歩と裏腹に、人と人との意思疎通は上手くいきません。多くの人が孤独感に悩み、生きづらいと感じているようです。

 一方、書店にいくと「うつを治す」「ストレスフリー」といった「ココロの病」向けの本が、平積みされています。また、街中は「癒し」をキーワードにしたサービスで溢れています。生きづらさを感じている人は、ビジネスの格好のターゲットなのです。しかし、こうしたビジネスで、彼らが救われるのでしょうか?本質的に何のソリューションも提供出来ていない様に思えます。

 そんな中、この本の作者、雨宮処凛(かりん)さんは、生きづらさを感じている人の声が聞ける数少ない人だと思います。彼らの「新しい神様」かもしれません。文章から、作者の「悩める人を何とかしたい」という強い思いが伝わります。提示される解決策については賛否両論あるかと思いますが、わたしは素直にいい本だと思いました。

◆読感履歴◆
脳と心の洗い方
子どもにつたえる日本国憲法
新米パパは育休さん
メガトレンド2010
狂食の時代
金持ち父さん貧乏父さん
ベルマークのひみつ
家族に伝える牛肉問題
なぜ企業は誠実でなければならないのか
ザ・コーポレーション
気候変動+2℃
宇宙を味方にする方程式
小3までに育てたい算数脳
原発被曝

◆過去ログ◆
#1〜15

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