読 感
「法令遵守」が日本を滅ぼす
郷原信郎(著)
価格:\714(税込)
評価:★★☆☆☆
◆読書感想◆
「う〜ん・・・」 通勤電車の中、つり革につかまりながら本書を読んだ後、わたしは消化不良に襲われました。この本ではコンプライアンスを狭い意味での法令遵守と解釈するのでなく、広く社会全体の要請に応えた責任を果たすべきという主張をしています。私も同感です。共感しながら読んでいたのですが、最終章の結論めいた言葉が曖昧過ぎます。
「(大切なのは)組織が「眼」を持つことです。構成員一人一人の鋭敏性が組織としての鋭敏性に昇華し、社会環境という光に反応し始めたとき、組織には「眼」が生まれます」(本書:終章より)
文章はキレイです。しかしこの内容ではどうするべきか、凡人の脳では想像つかないのです。従って読んでいる最中は★★★か★★★★でしたが、最後の最後で★★に転落です。残念!
わたしにとってのあるべき組織論はこうです − 「組織に何よりも必要なのはトップの人間力です。それにはビジネスを成功させる為の論理力だけなく、人としての強い倫理観が必要です。部下はそんなトップの人間力に共鳴するのです」。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
未来予測小説2010
スローライフ
カレーの雑学
日本国憲法の問題点
元素の小事典
スピリチュアル子育て
黄金のおにぎり
油断!
どくとるマンボウ回想記
ナイフ
家事する男の作り方
メリーゴーランド
恋より仕事!
ガイアの復讐
ラジオは脳にきく
空飛ぶタイヤ
ふたりのLOVEマッサージ
会社人間が会社をつぶす
◆過去ログ◆
#31〜45
#16〜30
#1〜15
戻る