◆読書感想◆
未来予測小説 2010
高橋 朗(著)
価格:\1,260(税込)
評価:★★★☆☆
◆読書感想◆
ロマンチックなタイトル、表紙に描かれた都会の朝焼け − これが印象的で衝動買いしちゃいました。そして面白く一気に読みました。一応、小説ですがこれは未来トレンドを分かり易く伝える為の手段です。ポイントは本書に記載された20個の未来キーワードを理解することです。
テーマはコミニュケーション。本書に出てくる人物(2010年)は皆、「現実の人間関係」 と 「ネットの人間関係」 があります。ブログの浸透と進化がネットの人間関係を促進させたのです。そして現実社会で生きずらさを感じている人もネットの世界で癒されています。全体として未来をユートピアとして描いています。
ところでネットで意気投合しあった者同士が、現実で会った場合どうなるのでしょうか?本書はこの辺りを楽観的に捉えています。しかし、わたしは懸念を覚えます。何故ならネットでは、なりたい自分になることが出来るからです。しかしそれは素の自分ではありません。ネット上で素でない者同士が意気投合し、素を見せ合う現実で出会ったら・・・。多くは失望を感じるのではないでしょうか?その微妙な感覚を上手く表現出来たら、本書は小説としても一流作品になったかもしれません。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
スローライフ
カレーの雑学
日本国憲法の問題点
元素の小事典
スピリチュアル子育て
黄金のおにぎり
油断!
どくとるマンボウ回想記
ナイフ
家事する男の作り方
メリーゴーランド
恋より仕事!
ガイアの復讐
ラジオは脳にきく
空飛ぶタイヤ
ふたりのLOVEマッサージ
会社人間が会社をつぶす
◆過去ログ◆
#31〜45
#16〜30
#1〜15
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