東京電力福島第1原子力発電所3号機で作業員3人の被曝(ひばく)した事故で、枝野幸男官房長官は26日午後の記者会見で、東電が作業前に放射線量を確認しながら作業員に注意喚起しなかったとされる問題について「官邸にそういった報告はなかった」と述べた。(産経新聞/2011.03.26)
●スローなコメント
 原発問題の根幹は何かというと、不信にあるのかもしれません。テレビを見ていると、多くの学者が、福島原発から、拡散している放射能に対して「健康に与えるようなレベルでない」と、言います。しかし、多くの国民はその言葉を額面通り、受け取っていません。健康リスクを回避する為、ペットボトルの水を買いだめしています。

 そもそも東京まで原発事故による放射能がやってくるのは異常事態です。これに対して「大した問題ではない」とも受け取れるコメントが発信されることは、もっと異常です。こうなると「何かを隠しているのではないか?」「本当はもっと深刻な状況なのではないか?」――疑いだしたら、キリがないと分かりつつも、不信をぬぐうことが出来ません。

 記事に書かれた事件を見ると、やはり東電は、「隠したいのか?」と勘ぐってしまいます。

Love Me Tender
RCサクセション
(忌野清志郎)

何言ってんだ〜、
ふざけんじゃね〜
核などいらね〜
何言ってんだ〜、
よせよ
だませやしねぇ
何言ってんだ〜、
やめときな
いくら理屈をこねても
ほんの少し考えりゃ
俺にもわかるさ

放射能はいらねえ、
牛乳を飲みてぇ
何言ってんだ〜、
税金(かね)かえせ
目を覚ましな
たくみな言葉で
一般庶民を
だまそうとしても
ほんの少しバレてる、
その黒い腹

何やってんだ〜、
偉そうに
世界の真ん中で
Oh my darling,
I love you
長生きしてえな

Love me tender,
love me true
Never let me go
Oh my darling,
I love you
だまされちゃいけねぇ

何やってんだ〜、
偉そうに
世界の真ん中で
Oh my darling,
I love you
長生きしてえな


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