電力会社が、農業用水や砂防ダムなど、これまで発電にあまり使ってこなかった水に目を向け始めた。大規模なダムをつくって水力発電をすることはできないが、水力は太陽光と違って夜でも雨の日でも発電できるため、少しの水でも有効に使おうという狙いだ。背景には、産業界が温室効果ガスの排出削減を問われていることがある。(朝日新聞/2011.01.16)
●スローなコメント
水力のエネルギーを使った発電法は、水力発電として昔からある方法です。水力発電は水という再生可能エネルギーを使ったエコな発電法というだけでなく、太陽光発電に比べて安定的な電力の供給が可能です。ただ、ダム建設の工事費は大きく、自然を破壊するマイナスイメージもあります。
この記事は大規模なダムを建設せずに、既存の設備を活用して、水による発電を促進するものです。ある種、コロンブスの卵的な発想で、これなら安価、安定、安心の三拍子そろった発電法と感嘆しました。
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