東京電力の小森明生常務は18日、福島市内の福島県災害対策本部で記者会見し、福島第1原子力発電所の爆発や放射能漏れ事故について「このような事態を招き痛恨の極みです。福島県民におわびします」と県民に初めて謝罪した。(産経新聞/2011.03.18)
●スローなコメント
 いま、現場で事故対応をしている東電の関係者は「なんとかしなければならない」という思いでいっぱいだと思います。スリーマイル島の事故と同レベルとされた今回の原発事故――いっこくもはやく、放射性物質が冷却されることを願います。

 ただ、この事故を教訓として「原発は危険」という認識を持ち「脱原発」に向かう社会を築くべきと考えます。CO2を抑制するクリーンなエネルギーと原発は言われます。しかし、CO2よりも放射能の方がわたしは怖いと思います。発電コストがいいと原発は言われます。しかし、今回のような事故が起きたら、とてつもないコストをかけて、被害を最小化しなければなりません。

 原発を立地する条件は、地震が少なく、海岸沿い(大量の冷却水が必要な為)であることです。地震大国の日本、地震により発生する津波――少なくとも日本では、原発に相応しい場所は、殆どないと思えます。
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