●気になるニュース
ふだんの生活で二酸化炭素(CO2)をどれだけ出しているかを集計する「環境家計簿」を自動的につけてくれる実験が、那覇市で新年度中に始まる。一定の計算式を使って自分ではじく手間を省き、家計簿の普及を後押しして、温暖化対策が遅れている家庭での取り組みを促す狙い。(朝日新聞/2008.03.16)
●スローなコメント
20世紀、コンピュータの役割は「処理の効率化」でした。面倒な事務や職人的な組み立て作業を機械化することで、生産性をアップすることが目的です。コンピュータが経営にもたらした功績は大です。しかし非人間的な機械化は、時に人の心を空しくします
企業がコンピュータを導入するとき、必ず人減らしがあります。人間はコンピュータによって職を奪われるのです。便利なはずのコンピュータが、人間の仕事を奪っていくのは皮肉なことです。
21世紀は「ユビキタス社会」の実現が命題です。人とコンピュータのつながりによって、豊かな生活を手に入れます。その為に一番大切な要素は「使いやすい」ことです。機能は少なくて構いません。マニュアルを見なくとも感覚的に操作出来るコンピュータ機器の導入が望まれます。
コンピュータが人間を幸せにすると心から感じられる日が来ることを願っています。
●こちらもどうぞ
センサネットワーク技術―ユビキタス情報環境の構築に向けて
センサー・ネットワーク技術に関する日本で初めての本格的な解説書。技術の背景から,センサーのハードウェアやネットワーク・プロトコル,応用例など主要な話題はほぼ網羅されている。
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