●気になるニュース
イージス艦「あたご」と漁船の衝突で、事故発生から石破防衛相に報告するまでに約1時間半、福田首相には約2時間かかった。首相や石破氏は対応に問題があったと認め、石破氏は防衛省・自衛隊に改善を指示した。(朝日新聞/2008.02.19)
●スローなコメント
今回のニュースは事故報告がトップに伝わるまで時間がかかりすぎたというものです。総理も防衛大臣も不快感を示しています。事故の内容を考えれば、確かに大問題です。
わたしが社会人ホヤホヤのとき、上司から「職場ホウレンソウ」の実践を言われたことがあります。小さなことでも自分で抱えずに上司に報告・連絡・相談せよとの教訓です。
しかしなかなか「職場ホウレンソウ」は定着しません。原因は上司の多くが日常の細かいことに関心を持たないからです。「ホウレンソウ」という教訓は、日頃は部下を関心を持たない上司が、部下からの連絡が遅れることで問題が顕在化した際、発せられる上司から部下への責任転換なのです。
ではどうすればこの問題は改善出来るのでしょうか?答えは簡単です。上司が部下に改善を指示するのでなく、上司自らが小さなことにも気を配ることなのです。
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