●気になるニュース
27日に千秋楽を迎えた大相撲初場所(東京・両国国技館)。3場所ぶりに復帰した朝青龍(高砂部屋)は、白鵬(宮城野部屋)との横綱対決に敗れ、優勝での完全復活はならなかった。(毎日新聞/2008.01.27)
●スローなコメント
 2場所出場停止処分を受けた朝青龍。その間、朝青龍騒動について相撲識者からの意見は厳しかったと思います。

 「相撲は単なる格闘技だけでなく、日本の良き伝統文化であります。相撲界の頂点である横綱が、地方巡業を怠ったのは伝統文化に対する冒とくです」というのが、大まかな意見だったと思います。

 しかし伝統文化を冒とくした朝青龍が登場した初場所は、低迷する相撲人気を久々に盛り上げました。そして、朝青龍は観客の期待に応え、最後まで優勝争いに残りました。

 優勝争いをした朝青龍と白鵬――日本の伝統文化を支えるのは、2人の外国人力士であることが証明された瞬間でした。
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お帰りなさい朝青龍
内館 牧子

「ようこそ角界へお帰りなさい」「もうモンゴルへお帰りなさい」 それは横綱しだい…。相撲を人一倍愛する横綱審議委員の著者が、朝青竜事件や時津風部屋事件などに対して直言!
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