◆読書感想◆
半パン・デイズ
重松 清(著)
価格:\730(税込)
評価:★★★★☆
1969年に小学校に入学したある少年が小学校を卒業するまでの成長物語。小学校時代を「半パン・デイズ」と題する著者のセンスが素晴らしい!
わたしの「半パン・デイズ」はこの物語より3年後ですが、ほぼ同世代であることから、当時の社会風俗の描写に懐かしさを覚えました。
各章毎に学年が1年ずつ繰り上がっていく構成が面白いと思いました。学年が上がるにつれ、少年の関心は内から外へと広がります。読みながら、徐々に人間としての社会性を身に着けていく少年の姿を頼もしいと思う反面、せつなさを感じました。多分、わたし自身が父親であることから、子どもが離れていく感覚に複雑な気持ちを覚えたのだと思います。(2008/04/20)
◆読感履歴◆
安全な温泉あぶない温泉
生き地獄天国
バスジャック
きよしこ
あぁ、阪神タイガース
スカートの中の秘密の生活
ちょい太でだいじょうぶ
カラフル
パパの極意
オロロ畑でつかまえて
だから、あなたの会社の「SCM」は失敗する
雪煙
となり町戦争
小さき者へ
ロハスビジネス
感情教育
歪んだ複写
幽霊
夢をかなえるゾウ
忘れないよ!ヴェトナム
密閉山脈
ジャンピング☆ベイビー
偽装国家U
アヒルと鴨のコインロッカー
ずーっとずっとだいすきだよ
永遠の出口
生物と無生物のあいだ
死神の精度
◆過去ログ◆
#151〜165
#136〜150
#91〜135
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