◆読書感想◆

オロロ畑でつかまえて

荻原 浩(著)
価格:\480(税込)
評価:★★★★☆
 舞台は過疎化にあえぐ大牛郡牛穴村。村人は「むらおこし」の為、倒産寸前の広告会社と手を組みます。そして地元の湖に「ウッシー」なる恐竜の模型を出現させて、観光客を誘致しようと目論みます。ネス湖のネッシーの二番煎じ狙いですね。ナンセンスギャク満載のくだらないお話です。わたしは何度も吹き出しました。

 近年の小説はスマートで切れる文章が多いと思います。しかし本書はバタくさく、井上ひさしのユーモア作品を思わせる古典的作風です。読みながら、きっとハッピーエンドなんだろうなぁ〜と思えてしまうところがまたいいのです。疲れたときの清涼剤として安心出来る一冊。(2008/03/23)

◆読感履歴◆
だから、あなたの会社の「SCM」は失敗する
雪煙
となり町戦争
小さき者へ
ロハスビジネス
感情教育
歪んだ複写
幽霊
夢をかなえるゾウ
忘れないよ!ヴェトナム
密閉山脈
ジャンピング☆ベイビー
偽装国家U
アヒルと鴨のコインロッカー
ずーっとずっとだいすきだよ
永遠の出口
生物と無生物のあいだ
死神の精度

◆過去ログ◆
#151〜165
#136〜150
#91〜135
#46〜90
#1〜45

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