◆読書感想◆

永遠の出口

森 絵都(著)
価格:\1,470(税込)
評価:★★★★☆
 主人公(女の子)が小学校3年生〜高校卒業に至るまでの成長物語。

 さまざまな「いざこざ」がおき、少女は悩みます。それは大人から見れば、些細なことです。しかし少女はまるで「地球が滅亡するか」のような問題と捉えます。この子ども心理は誰にも経験があったと思います。わたしは男ですが、幾つもの場面で少女に共感を覚えました。

 ヒーロー物語でもプロテストでもありません。ひとりの普通の人間が成長するお話です。普通を描くことはとても難しいと思います。それをサラリと書いてしまう作家の力を感じました。(2008/02/08)

◆読感履歴◆
生物と無生物のあいだ
死神の精度
つきのふね
舞姫通信
「温暖化」がカネになる
人のセックスを笑うな
朝2時間早く起きれば人生が変わる!
誉生の証明
日常で役立つ化学
水曜の朝、午前三時
子作り爆裂伝
成長の限界
海の見えるホテル
白馬山荘殺人事件
ママの神様
オレたちバブル入行組
点と線

◆過去ログ◆
#136〜150
#91〜135
#46〜90
#1〜45

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