◆読書感想◆
きよしこ
重松 清(著)
価格:\460(税込)
評価:★★★★☆
主人公は著者と同名のきよしという吃音症の少年。作文は得意ですが、上手にしゃべれないことがハンデです。きよしは周りから、からかわれたり、誤解されたり、不憫に思われます。ただ、衝撃的な事件はありません。作者は日常のなかの非日常を上手く・淡々と描きます。ここにリアルさを感じます。
わたしは吃音症ではありませんが、人見知りが激しい性格です。少年時代は、人前にたつと顔が真っ赤になり、心臓がバクバクして何も話せなくなりました。今では克服した感がありますが、本書の主人公を見ると昔の自分を思い出します。
きよし少年の素敵なところは教師になりたいとする心意気です。自分が上手く伝えられないからこそ、人に物事を伝える職業の大事さが分かるのです。(2008/04/09)
◆読感履歴◆
あぁ、阪神タイガース
スカートの中の秘密の生活
ちょい太でだいじょうぶ
カラフル
パパの極意
オロロ畑でつかまえて
だから、あなたの会社の「SCM」は失敗する
雪煙
となり町戦争
小さき者へ
ロハスビジネス
感情教育
歪んだ複写
幽霊
夢をかなえるゾウ
忘れないよ!ヴェトナム
密閉山脈
ジャンピング☆ベイビー
偽装国家U
アヒルと鴨のコインロッカー
ずーっとずっとだいすきだよ
永遠の出口
生物と無生物のあいだ
死神の精度
◆過去ログ◆
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#91〜135
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