◆読書感想◆

幸福な食卓

瀬尾まいこ(著)
価格:\520(税込)
評価:★★★★★
◆読書感想◆
 お父さんは仕事を辞め、お母さんは近所で一人暮らし、優秀なお兄さんは大学に行かないと言う。主人公、佐和子の家庭は崩壊しかかっているように思えます。しかしそれを感じさせず、それぞれマイペースに生きています。この不思議な家庭を守るもの――それが食卓です。

 「我が家は朝ご飯は全員がそろって食べる。母さんがいなくなってからも正しく守られている」。

 本来、家族なら、父は父らしく働き、母は母らしく家事を行い、子どもは子どもらしく勉学にいそしまなくてはいけないのでしょう。しかしそうした役割をカタチだけで演じる家庭が多いと思います。この作品はとても軽いタッチで書かれていますが、家族のあり方について考えさせられる骨太の小説だと思いました。(2007/07/11)
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
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環境問題のウソ

◆過去ログ◆
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