読 感
食べる女

筒井ともみ(著)
価格:\500(税込)

評価:★★★☆☆
◆読書感想◆
 「食べる女」を読みながら、わたしは自分の一日を考えました。一日24時間のうち、8時間は睡眠、更に8時間は会社です。そうすると自分の為の時間は一日8時間しかありません。それならその8時間をどう過ごすかが、人生ですご〜く大事だと思いました。勿論、フィットネスや自己啓発の勉強にあてるのもいいことです。しかしそんなストイックな生活をおくるのは、ゆとりが無い気がします。

 本書はスローフード、スローセックスをテーマにした短編集です。本を読みながら、ゆったり食べることと、じっくり愛し合うこと――これこそ生きる喜びそのものだと思いました。本書は女性を主人公にしていますが、当然、男性も楽しく読むことが出来ます。

 脚本家の書いた小説の為か、ドラマのような情景が浮かびます。反面、文芸作品として見ると軽さを感じる面もあります。脚本は役者がいて初めて作品になります。役者のいない脚本は、何かが足りないように、この本はアルコールのないビール、ホッピーを飲んでいる感覚に似ています。(2007/06/23)
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
ザ エクセレント カンパニー
地球温暖化防止読本
プロジェクトマネジメント
検証アニマルセラピー
本当は知らなかった 日本のこと
死の棘
ユビキタス社会、始まる
温泉とデトックスでキレイになる!
萌え経済学
窓際OL会社はいつもてんやわんや
ライフハックス鮮やかな仕事術
うさぎの行きあたりばったり人生
快楽急行
人間はこんなものを食べてきた
何でも見てやろう
不思議現象なぜ信じるのか
流星ワゴン
沖縄学
環境問題のウソ

◆過去ログ◆
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