◆読書感想◆
図書館の神様
瀬尾まいこ(著)
価格:\1,260(税込)
評価:★★★★★
高校時代、バレー部に打ち込んだ早川清。ある日、部員を叱責し、結局その部員は自殺します。それ以来、清はバレーを辞めなんとなく、高校の先生になります。そこで配属されたのが文芸部の顧問。部員はたったひとり。
物語は先生と垣内君という文芸部員を軸に進んでいきます。この二人の登場人物が爽やかで魅力的です。先生は人生に対して投げやりな面がありますが、文芸部の活動を通じて徐々に心が浄化されます。そしてラストでは思わぬ手紙が舞い込みます。そのシーンに、じ〜んときました。
全体的にとても軽い文章で、サラリと読めますが、読んだ後で再び作品の良さをかみしめたくなります。図書館のなかで、二人が会話する川端康成や夏目漱石も面白い。本を読む楽しさを伝えてくれる一冊。(2009/03/08)
◆読感履歴◆
超・殺人事件
かつどん協議会
アフターダーク
星に願いを
なぜか人生がうまくいく「悟り」のススメ
マドンナ
チョコレット・オーガズム
コーヒーとサンドイッチの法則
超高層ホテル殺人事件
流れ星におねがい
螺鈿迷宮
ガール
アーモンド入りチョコレートのワルツ
みんな、どうして結婚してゆくのだろう
40歳から伸びる人、40歳で止まる人
疾走
まんがで読破・資本論
空中ブランコ
イニシエーション・ラブ
心まで盗んで
ドラッカーさんが教えてくれた
ショート・トリップ
◆過去ログ◆
#226〜240
#181〜225
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#91〜135
#46〜90
#1〜45
ほんのほん
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