◆読書感想◆
オーラの条件
林 真理子(著)
価格:\500(税込)
評価:★★★☆☆
 わたしは林真理子の本を余り読みません。(因みに妻は大ファンです)。勝手なイメージですが、男が読む作家でない気がします。ただ、林真理子さんが江原啓之さんと親しいことは知っていました。その為、本書のタイトルを見たときにわたしは「スピリチュアル」に関する本と想像しました(笑)。

 実際はスピリチュアル本でなく、週刊文春のエッセー「夜ふけのなわとび」に連載された作品集です。林さんが日常生活で感じたことを斬り込む内容となっています。因みにタイトル作「オーラの条件」はホリエモンが脚光浴びているときに、書かれたものです。「ホリエモンもそうだが、旬のまっただ中に生きている人というのは、不思議な光線を発している。これをオーラという。(タイトル作より抜粋)」――エッセーのつらさは書かれた瞬間から、過去に向かって突っ走る為、いまホリエモンと言われても「あ〜そういえばいたなぁ〜」程度しか思われないところですね(光陰矢の如し)。

 もちろん、カリスマエッセイストだけあって、確実な面白さはあります。ただ、全体を通してパンチという面でイマイチに思えました。「ルンルンを買っておうちに帰ろう」でデビューした過激な女性作家も年輪を重ね、角が取れたという感じでしょうか。(2009/04/05)

◆読感履歴◆
スイッチを押すとき
やめたら
40-翼ふたたび
卒業
つみきのいえ
あぁ、監督
図書館の神様
超・殺人事件
かつどん協議会
アフターダーク
星に願いを
なぜか人生がうまくいく「悟り」のススメ
マドンナ
チョコレット・オーガズム

◆過去ログ◆
#241〜255
#226〜240
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45

ほんのほん

戻る