◆読書感想◆
あぁ、監督―名将、奇将、珍将
野村 克也(著)
価格:\740(税込)
評価:★★★★☆
 野村監督のマネジメント論。本書のほか、野村監督の本は何冊か読んでいますが、どの本も示唆に富み、腹に落ちやすい文章だと思います。野球の本としてよりも、普遍性のある組織論として本書をお薦めします。

 特に面白かったのは、選手を動かす六つのファクター(1)恐怖(2)強制(3)理解(4)情感(5)報酬(6)自主。歴代の名監督がこの六つのどこを軸として選手と接しているかを説明していくくだりです。読みながら「あ〜なるほど」と感心しっぱなしでした。

 難点は引き合いに出す監督に古い人が多く、その人をイメージ出来ないこと。わたしが野球に興味を抱いたのは、赤ヘル旋風に燃えた1975年からです。それ以前の監督は知識がありません。但し、本書を読む主要ターゲットは、企業の管理職だと思いますので、きっと年配者が多いでしょう。そういった意味では、古い事例も違和感がないかもしれません。(2009/03/14)

◆読感履歴◆
図書館の神様
超・殺人事件
かつどん協議会
アフターダーク
星に願いを
なぜか人生がうまくいく「悟り」のススメ
マドンナ
チョコレット・オーガズム
コーヒーとサンドイッチの法則
超高層ホテル殺人事件
流れ星におねがい
螺鈿迷宮
ガール
アーモンド入りチョコレートのワルツ
みんな、どうして結婚してゆくのだろう
40歳から伸びる人、40歳で止まる人
疾走
まんがで読破・資本論
空中ブランコ
イニシエーション・ラブ
心まで盗んで
ドラッカーさんが教えてくれた
ショート・トリップ

◆過去ログ◆
#226〜240
#181〜225
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45

ほんのほん

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