◆読書感想◆

食堂かたつむり

小川 糸(著)
価格:\1,365(税込)
評価:★★★★☆
 梨木香歩の「西の魔女が死んだ」を連想します。作品全体を包み込む「ほのぼのむ〜ど」。新鮮な食材と調理へのこだわり。一日に一組しかお客様を受け入れない食堂。わたしは唾が湧き出て食欲が増進しました。

 しかし最後は、ほのぼのさが一変。愛豚や母親の死に、胸を裂かれる「せつなさ」を感じます。生き物を食べるということに、生の尊厳があります。

 素人ぽい散文表現は評価が分かれるところです。わたしは「それもいいかな」と思います。(2008/11/22)

◆読感履歴◆
責任に時効なし
宇宙のみなしご
カカシの夏休み
トコトンやさしい風力の本
床下仙人
上杉鷹山の経営学
思考のボトルネックを解除しよう!
イン・ザ・プール
レンタル・チルドレン
これで光触媒のすべてがわかる!
ララピポ
不祥事
循環型社会入門
空腹力
蟹工船・党生活者
ああーん、あんあん
空の中
家日和
リズム
西の魔女が死んだ
マグマ
東京空港殺人事件
偽善エコロジー
その女(ひと)の名は魔女
非情人事
BPMがビジネスを変える

◆過去ログ◆
#196〜210
#181〜195
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45

ほんのほん

戻る