◆読書感想◆
非情人事
江上 剛(著)
価格:\580(税込)
評価:★★★★☆
 「サラリーマンにとって会社人生は人事がすべてと言っても過言ではない」――本書は、人事を取り巻く短編企業小説です。毎日が規則的に過ぎていくサラリーマン生活。しかしその底には、生死を分けた戦いが行われています。

 会社人生=人事と言い切るのは大げさかもしれません。しかし重要なのは確かです。例えば報酬や仕事のやりがいにも、人事は影響します。

 本書はどの短編も非情な人事がモチーフに描かれます。人事は本質的に非情です。それをどのように受け止めるかで人生は大きく変わります。人事は会社生活の重要な要素ですが、必ずしも個人の幸せと直結しないと思います。(2008/07/01)

◆読感履歴◆
BPMがビジネスを変える
おれは非情勤
思考の整理学
日本アルプス殺人事件
頭のいい子が育つパパの習慣
リビング
日本以外全部沈没
いつかパラソルの下で
眼の壁
続・未来からの警告
マンボウ恐妻記
優しい音楽
恋愛不安
夕凪の街桜の国
殺人の花客
ドミノ

◆過去ログ◆
#181〜195
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45

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