◆読書感想◆

上杉鷹山の経営学

童門 冬二(著)
価格:\450(税込)
評価:★★★★☆
 上杉鷹山は江戸時代中期の米沢藩の藩主です。歴史上の人物としてそれほど、著名ではありませんが、米国のケネディやクリントン大統領が日本の政治家で一番尊敬している人物としてあげています。

 上杉鷹山の管理手法は企業の組織マネジメントを考える上で、参考になる部分が多くあります。経営者・ビジネスリーダー志向の方々に是非知って欲しいところです。

 本書は上杉鷹山と現代の企業経営に関連させて論考したユニークな書籍です。普段、歴史書を読まないビジネスマンがサクっと読むのに最適です。

 わたしは鷹山の思想から、米国の心理学者ダグラス・マグレガーのXY理論を連想しました。もちろん、鷹山とマグレガーとは時代もロケーションも異なるのですが、鷹山の考えはマグレガーのY理論に相通じると感じました。

 仕事の生産性をあげるには、労働者が働く喜びを感じることが大切だと思います。民主的な現代ならいざしらず、封建時代にこの考えを持った鷹山は天才的な経営者に思えます。(2008/10/18)

◆読感履歴◆
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◆過去ログ◆
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#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45

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