◆読書感想◆

不祥事

池井戸 潤(著)
価格:\730(税込)
評価:★★★★☆
 銀行を舞台にした痛快娯楽作品。女子行員、花咲舞(通称、狂咲)が、問題上司や社員をバッタバッタ斬ります。その手さばきたるや爽快で読後感は最高ですチョキ

 作品を通して感じたのは、企業は人で出来ているという当たり前の事実。どんなに知名度のある会社でも、たとえ、コンプライアンス経営を堂々と掲げていても、そこで働く人が腐っていれば、近々その会社は崩壊するでしょう。企業とは概念でしかなく、実態は人間集団です。

 ですから、誰もが働き甲斐を感じる職場であって欲しいと思います。しかし、それがとても難しいことを物語は教えてくれます。

 銀行勤めの方は勿論、すべての会社人が読んで納得の本。(2008/09/15)

◆読感履歴◆
循環型社会入門
空腹力
蟹工船・党生活者
ああーん、あんあん
空の中
家日和
リズム
西の魔女が死んだ
マグマ
東京空港殺人事件
偽善エコロジー
その女(ひと)の名は魔女
非情人事
BPMがビジネスを変える

◆過去ログ◆
#196〜210
#181〜195
#136〜180
#91〜135
#46〜90
#1〜45

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