温室効果ガス

大気圏にあって、地表から放射された赤外線を一部吸収することにより温室効果をもたらす気体の総称。地球温暖化の要因とされる。

1998年に制定された「地球温暖化対策の推進に関する法律」の中で、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、代替フロン等の6種類のガスが温室効果ガスとして定められる。

■二酸化炭素
CO2。二酸化炭素は石炭や石油などの化石燃料の他、木、紙、プラスチックなどの物質を燃やす時にも発生する。

■メタン
CH4。メタンは水田や家畜の腸内発酵、家畜のふん尿などから発生する。温室効果は二酸化炭素の21倍。

■一酸化二窒素
N2O。ナイロン66の生成に伴い発生する。温室効果は二酸化炭素の310倍。かっては温室効果ガスの半分近くを占めていたが、割合は減っている。

■代替フロン
HFC、PFC、SF6。フロンは冷蔵庫やエアコンの冷媒、発泡剤などに大量に使用されていた。しかし、オゾン層破壊の原因であることから、生産禁止になり、代わって代替フロン類が登場する。温室効果は二酸化炭素の数百から数万倍。


◆関連書籍
温室効果ガス
◆関連用語
京都議定書
◆その他
エコライフ診断
地球環境問題

戻る