読 感
空飛ぶタイヤ
池井戸潤(著)
価格:\1,995(税込)
評価:★★★★★
◆読書感想◆
走行中のトレーラーのタイヤが突然外れ、通りがかりの母子を襲う。事故原因は本当に「整備不良」なのか?容疑者扱いされ世間からバッシングを受けた運送会社の社長が、事故の真相に迫っていく物語です。
本書はフィクションです。しかしモチーフは2002年1月に横浜で起きた「三菱トレーラー母子死傷事故」にあることは明らかです。因みに三菱ふそうリコール隠しの問題は、2006年12月13日の横浜簡易裁判所での判決で、犯罪を証明できないとして無罪が言い渡されました。
近年、企業の社会的責任(CSR)やコンプライアンスが重視されています。しかしそれらは表層的で、世間体のためだけで実行される場合があります。本書は「企業とは何か?」を考えずにはいられない優れた社会派小説です。とにかく面白い!読後感も爽快です。
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
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見える化
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◆過去ログ◆
#16〜30
#1〜15
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