◆読書感想◆
誉生の証明
森村 誠一(著)
価格:\880(税込)
評価:★★★★☆
本書は20冊ほど出ている森村誠一の「証明シリーズ」の一冊。名著「野生の証明」と一文字違いなので、比較したくなります。
「野生の証明」と本書は30年の時代差があります。しかし共通部分があります。特に権力を持つ者の凶暴性について、著者の一貫したポリシーを感じます。両方の証明を読み、無批判に権力を受け入れるべきでないと思いました。
本書は「名誉に生きる」をもじった「誉生」という言葉を使っています。
物語の舞台である「誉生荘」は、人生の敗残者が集まります。しかし「誉生荘」で、自分らしく生きることで、生への喜びを見出します。
人生は何度でもやり直しがきくというメッセージです。70歳の作家が発する言葉の重みを感じます。(2008/01/19)
◆読感履歴◆
日常で役立つ化学
水曜の朝、午前三時
子作り爆裂伝
成長の限界
海の見えるホテル
白馬山荘殺人事件
ママの神様
オレたちバブル入行組
点と線
地球環境のひみつ
スコットランドヤード・ゲーム
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トコトンやさしい水の本
漢方小説
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鈍感力
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母恋旅烏
オイラの美力
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なぜ、その人に惹かれてしまうのか?
原発事故はなぜくりかえすのか
青い鳥
もったいないばあさん
◆過去ログ◆
#91〜135
#46〜90
#1〜45
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