◆読書感想◆

原発事故はなぜくりかえすのか

高木 仁三郎(著)
価格:\693(税込)
評価:★★★★☆
 高木仁三郎さんの遺作となった本書は、原発の危険性を技術的側面からでなく、その根底にある人間性から描いています。ですから原子工学に疎い人も入りやすい内容です。

 柏崎の事故が証明したように、原発の危険は今なお続いています。しかし80年代のような「反原発ムーブメント」は起きません。あの頃、RCサクセションの「カバーズ」や、広瀬隆の「東京に原発を!」に心動かされた者としては、物足りなさを感じます。

 ですから高木仁三郎さんのような、技術的知見があり、かつそれを平易な言葉で私たちに伝える優れた市民科学者を失ったことは大きな損失だと思います。(2007/11/14)
読 感(目的別)
◆読感履歴◆
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◆過去ログ◆
#106〜120
#91〜105
#46〜90
#1〜45

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