◆読書感想◆
水曜の朝、午前三時
蓮見 圭一(著)
価格:\500(税込)
評価:★★★★☆
タイトルはサイモン&ガーファンクルの曲名です。とても情感に溢れた美しい曲です。本を読みながら頭のなかで、「水曜の朝、午前三時」のメロディが木霊しました。ただ、内容的に小説と歌詞の関連性は余り無さそうです。何故、このタイトルをつけたのかに興味あるところです。
S&Gを含め、著者は60年代後半の洋楽に興味があるようです。作品中、ボブ・ディランやジャニス・ジョプリンといった名前が頻繁に登場します。洋楽好きはそこに共鳴するでしょう。
舞台は70年の大阪万博。そこで出会った若い男女の愛情物語です。途中までは普通の純愛ストーリーです。しかしある事実をきっかけに展開が一変します。
二人が分かれる事由は様々な受け止め方をされるでしょう。わたしは別れる必要はないと思いましたが、きっと時代性もあると思います。
若い頃の情熱を思い出させる知的な大人の恋愛小説。(2008/01/12)
◆読感履歴◆
子作り爆裂伝
成長の限界
海の見えるホテル
白馬山荘殺人事件
ママの神様
オレたちバブル入行組
点と線
地球環境のひみつ
スコットランドヤード・ゲーム
チーム・バチスタの栄光
トコトンやさしい水の本
漢方小説
結婚の条件
鈍感力
宇宙の果てをみると宇宙の始まりがみえる
母恋旅烏
オイラの美力
Web2.0でビジネスが変わる
なぜ、その人に惹かれてしまうのか?
原発事故はなぜくりかえすのか
青い鳥
もったいないばあさん
◆過去ログ◆
#91〜135
#46〜90
#1〜45
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