◆読書感想◆

トコトンやさしい水の本

谷腰 欣司(著)
価格:\1,470(税込)
評価:★★★☆☆
 経済学とは希少性を管理・研究する学問です。希少性とは欲望される量よりも、利用可能な量が少ない状態を指します。ところで、希少性について解説するとき、しばしば水が引き合いに出されます。「日本は水の希少性が無いので安価である。しかし砂漠にいくと希少性が増すので高く売られる」。

 かってはこの解説が成り立っていたでしょう。しかし現代の水は、もっと複雑で奥深いポジションにいます。元農水大臣が「ナントカ還元水」なるもので、年間507万円の光熱費を計上したことでも明らかなように、水は砂漠でなくとも高く売れます。しかし見た目は、ナントカ還元水も水道水も変わりない無色透明。味だって大した違いはないでしょう(ナントカ還元水を知らないので詳細不明)。果たして蛇口を開けばジャージャー出る水と、還元水の違いはなんでしょうか?

 わたしは摩訶不思議な水の真実に迫りたいと思いました。本書は「トコトンやさしい」と記されているとおり、水に関する広範囲な解説をしています。入門の為の入門書。(2007/12/10)

◆読感履歴◆
漢方小説
結婚の条件
鈍感力
宇宙の果てをみると宇宙の始まりがみえる
母恋旅烏
オイラの美力
Web2.0でビジネスが変わる
なぜ、その人に惹かれてしまうのか?
原発事故はなぜくりかえすのか
青い鳥
もったいないばあさん
モモ
ゆとり教育は本当に死んだのか?
スピリチュアルはなぜ流行るのか
CSR働く意味を問う
アウト・オン・ア・リム
労働CSR入門
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エコツーリズムってなに?
超実践!セカンドライフ
くちぶえ番長
オカルトの帝国
宇宙を味方にしてお金に愛される法則
エイジ
おいしいハンバーガーのこわい話
百貨店地図が塗り変わる日

◆過去ログ◆
#106〜120
#91〜105
#46〜90
#1〜45

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