◆読書感想◆

なぎさの媚薬1海の見えるホテル

重松 清(著)
価格:\460(税込)
評価:★★★★★
 「重松清に官能小説を求める読者なんかいるはずない」と偏見?を持ちながら、つい購入した本書。――読んでびっくりしました。これこそ重松ワールドです。

 直木賞受賞の「ビタミンF」と同じく、うだつのあがらない中年サラリーマンのお話です。中年男に見られる人生の疲れは「ビタミンF」と同じです。しかし「なぎさの媚薬」の方が夢・希望を感じます。官能表現は多用されますが、とてもピュアな作品です。

 男なら、一度はなぎさの媚薬に浸ってみたいと心も体も熱くなる一冊です。但し、通勤電車で読むのは危険ですので避けましょう(笑)。(2008/01/03)

◆読感履歴◆
白馬山荘殺人事件
ママの神様
オレたちバブル入行組
点と線
地球環境のひみつ
スコットランドヤード・ゲーム
チーム・バチスタの栄光
トコトンやさしい水の本
漢方小説
結婚の条件
鈍感力
宇宙の果てをみると宇宙の始まりがみえる
母恋旅烏
オイラの美力
Web2.0でビジネスが変わる
なぜ、その人に惹かれてしまうのか?
原発事故はなぜくりかえすのか
青い鳥
もったいないばあさん

◆過去ログ◆
#91〜135
#46〜90
#1〜45

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