読 感
夏の庭―The Friends

湯本香樹実(著)
価格:\420(税込)

評価:★★★★★
◆読書感想◆
 「ムム、これはスタンドバイミーではないか!」―湯本香樹実さんの処女作にして、名作の誉れ高き「夏の庭」を読んだ第一印象です。3人の少年が老人の死を見張ります。その中で老人との不思議な友情が芽生えます。少年達は老人という社会を通じて成長します。老人もまた少年を通じ生の喜びを見出します。作品の醸し出す空気が、スティーヴン・キングの名作に相通じます。

 この物語は夏という状況がとても相応しいと思います。少年時代、多くの人が夏休みにおじいちゃん、おばあちゃんと接した経験があるでしょう。そこでは学校で教わらない貴重な体験を得たことでしょう。わたしの場合、兜虫取り、竹筒に火薬を詰めた花火作り、せせらぎでの魚釣り、山のきこりなどです。本書は児童文学ですが、大人にお薦めです。少年時代のノスタルジーにどっぷり浸ることでしょう。(2007/08/15)
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
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核大国化する日本
セカンドライフメタバースビジネス
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憲法の力
ツ、イ、ラ、ク
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ベター・ハーフ
地球温暖化
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ザ エクセレント カンパニー
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プロジェクトマネジメント
検証アニマルセラピー

◆過去ログ◆
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