◆読書感想◆

愛妻日記

重松 清(著)
価格:\540(税込)
評価:☆☆☆☆☆
◆読書感想◆
 これほど評価に迷う作品は無いなと思いながら、★無しがわたしの判断になりました。これはツマラナイのではなく、評価不能ということです。作者の重松清さんはこの官能小説を他の作品と同じく大事な作品としています。しかしわたしを含め今の読者が、重松清さんに期待するテーマではないと思います。

 確かに、作家として固定化されたイメージを壊したい気持ちは分かる気がします。しかしこの作品に関しては、気持ちとは裏腹で、卓越した文章力による性描写のみが目立つだけの発展途上作品に思えます。誰が書いたかを無視して評価するなら★★あたりでしょう。

 ですからこれからの重松清さんが、もっと独自性のある官能小説を発表出来るかどうかがポイントだと思います。それによってこの作品は、転機となる歴史的名作になるかもしれません。(2007/07/30)
読 感 (目的別)
◆読感履歴◆
ハチドリのひとしずく
日曜日の夕刊
憲法の力
ツ、イ、ラ、ク
サステナビリティ経営
幸福な食卓
日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか
ベター・ハーフ
地球温暖化
きみの友だち
食べる女
ザ エクセレント カンパニー
地球温暖化防止読本
プロジェクトマネジメント
検証アニマルセラピー

◆過去ログ◆
#76〜90
#61〜75
#46〜60
#31〜45
#16〜30
#1〜15

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