◆読書感想◆
オカルトの帝国―1970年代の日本を読む
一柳 廣孝(著)
価格:\2,100(税込)
評価:★★★☆☆
 本書を読み合点しました。確かに1970年代、日本は「オカルトブーム」でした。70年代を経てオカルトは、日本流にカスタマイズされました。オカルトは俗化され、娯楽として受け入れられました。

 本書は11人のオカルト研究会のメンバーが章毎に執筆しています。多彩な切り口で興味深く読みました。反面、章毎の頁数の少なさから内容が表層的とも思いました。

 以下はわたしの「オカルトブーム」解釈です。――日本の70年代は「高度経済成長」に躍進する一方、「光化学スモッグ」などの公害問題が深刻でした。そんな「光と影」が交差するなか、人々は何を信じればいいか、一抹の不安を持ったと思います。そこでオカルトを受け入れることで、精神の逃避をはかったと思います。(2007/09/29)
読 感(目的別)
◆読感履歴◆
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◆過去ログ◆
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