◆読書感想◆
おいしいハンバーガーのこわい話
エリック シュローサー(著)
価格:\1,365(税込)
評価:★★☆☆☆
本書はファストフードの社会悪を告発したドキュメントです。著者は「ファストフードが世界を食いつくす」で有名になりました。この本は「ファストフードが世界を食いつくす」の姉妹書的位置づけです。若い人に読みやすく書かれました。
著者の態度は「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という感じです。とにかくファストフードは悪!悪!悪!です。わたし自身はそこまでファストフードを悪と捉えていませんので、100%の共鳴は出来ません。ただ、指摘する内容は充分理解出来ますし、うなずける部分もあります。
本書を読んで一番思った点は「生きもの」を粗末に扱ってはならないことです。チキンナゲットもハンバーグももとを辿れば鶏や牛です。彼らは殺されて肉になる前に、地球で生きていたのです。このことに尊厳を抱くべきです。ですから100円でハンバーガーを買って、食べ飽きたらゴミ箱にぽい捨てする――こんな態度はしたくないものです。(2007/09/15)
読 感 (目的別)
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