◆読書感想◆

モ モ

ミヒャエル・エンデ(著)
価格:\840(税込)
評価:★★★★★
 エンデの名作「モモ」です。昔から読みたいと思ったものの、今まで来ました。子ども向け童話にも関わらず、分厚く読み初めの取っつきにくさ、観念的で難しい印象もあり避けていたのかもしれません。しかし刊行から30年を経てついに完読!「読んで良かった〜」というのが実感です。

 人の心を和ませる不思議少女「モモ」と、人から時間を奪う「灰色の男たち」との戦い。ファンタジーかつスリル溢れる作品です。途中からは時間も忘れ、本の世界にトリップしました。

 わたしたちは効率的に生きることを美徳としていますが、そこで節約した時間は何のために使われるのでしょうか?――本書は文明社会への強烈な風刺が込められています。スローフードを生んだイタリアンな作品だと思いました。(2007/11/03)
読 感(目的別)
◆読感履歴◆
ゆとり教育は本当に死んだのか?
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エコツーリズムってなに?
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くちぶえ番長
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エイジ
おいしいハンバーガーのこわい話
百貨店地図が塗り変わる日

◆過去ログ◆
#106〜120
#91〜105
#46〜90
#1〜45

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