ゆとり教育は本当に死んだのか?―公立校再生への道

◆読書感想◆

根本浩(著)
価格:\756(税込)

評価:★★★★☆

　すっかり教育崩壊のＡ級戦犯となった「ゆとり教育」。本書は元教師が、現場視点から「ゆとり教育」を論評します。現場の意見だけあって素直な感覚が随所にみられます。頭でっかちな論議になりがちの教育問題ですが、本書は共感しやすいと思います。

　本書を読むと「ゆとり教育」の理念は認めながら、それとは裏腹のツライ現実が掴み取れます。しかし大事なのはそれをどう解決するかです。わたしは「ゆとり教育」に否定的な人たちに聞いてみたいのです。「ゆとり教育」を否定するなら「詰め込み教育」が望ましいのでしょうか！？――理念と現実に乖離があるなら、理念を否定するより、現実を改善する取り組みがポジティブな姿です。（2007/10/31）

読　感（目的別）

◆読感履歴◆

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◆過去ログ◆

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