帝国データバンクが8日発表した2009年12月の景気動向調によると、企業の景況感を示す景気DIは、前月比0.8ポイント低下の23.9と、2カ月連続で悪化し、下げ幅は前月の0.2ポイントから拡大した。(産経新聞/2010.01.08)
●スローなコメント
 100年に一度といわれた2009年の大不況。2010年は回復するのでしょうか!?――わたし自身、ある会社のひとつの事業を預かる立場として、大いに気になります。記事は二番底の可能性を示唆します。確かに回復に向かっている実感は全くありません。

 しかし、不況を体験することは決して悪いことばかりではありません。そこから「事業とはなにか?」「会社は誰の為にあるのか?」――「業績の回復」という現実的な問題に対処しながらも、大いに考えさせられた一年でした。

 この不況下で何人かの知人は会社を興しました――「不況だからこそチャンスがある!」――知人のひとりは言いました。確かに船出は厳しいでしょう。しかし、厳しいなかで立ち上げたビジネスは景気の回復と共に一気に加速する可能性があると言います。「ピンチをチャンスに!」――この使い古された言葉をどこまで信じ、耐え続けられるか!?――新年の幕開けです。
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