国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)は19日午前(日本時間19日午後)、主要国を中心にまとめた政治合意文書「コペンハーゲン合意」を承認した。これにより、地球温暖化被害を受ける途上国の支援策が動き出すことになる。(朝日新聞/2009.12.19)
●スローなコメント
 地球温暖化問題の解決が如何に難しいかを露呈したCOP15でした。排出削減の義務を負わない決着は、世界中の指導者が集まって会議をやったにも関わらず、前進しない訳にはいかないという、如何にも政治的な落としどころに思えます。

 本当は簡単に出来るのに、出来ないことって世の中にはたくさんあると思いませんか!?例えば、核の廃止などは典型的で、核を保有している国の指導者が集まって「や〜めた!」と決めればいいだけです。地球温暖化もそうです。わたしたちが今の生活の利便性を追求せず、時代を逆に戻してしまえばいいだけですね。24時間営業のコンビニも携帯電話もいりません。みんなが自家用車を持つ必要性もありません。どれも生きていく為になくてはならないものではありません。

 そんな無駄を捨てるだけの簡単なことが出来ないんです。人間のエゴと言ってしまえばそれだけかもしれません。

 地球温暖化に積極的に関与することが、ビジネスチャンスになるとおもっている国。地球温暖化に消極的な姿勢をとることで、援助を貰いたい国。口ではエコライフを叫びながら、実はエゴライフが大好きな人間の本能。

 ガイヤの復讐が単なるオカルトで終わればいいのですが・・・。
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地球温暖化を考える

いま地球環境に大きな変化が生じている。その最たる現象である地球温暖化を、著者は二十世紀文明の生み出した病理的症候ととらえ、その原因と致命的とも言える影響を見究める。そしてどうすればきれいな地球を残すことが可能か、現代人の生き方そのものを問い直しつつ、炭素税の構想などの具体的提言を含めて対応策をさぐる。
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