自民党新総裁に谷垣禎一元財務相が選出されたことに対し、与党や共産党は28日、「野党・自民党」への余裕からか、一様にエールを送った。(産経新聞/2009.09.28)
●スローなコメント
 歴史的な政権交代により、すっかり影が薄くなった自民党です。谷垣新総裁はとても温厚で、誠実そうに見えます。自民党の再生に期待したいと思います。

 今のわたしには野党である自民党がイメージ出来ません。何故なら、自民党は財界や官僚と深く結びついています。いわば、権力を握っている人々によって支えられている政党です。「自民党=権力」という構図のみが、自民党の存在意義と思えるのです。

 野党となった自民党が何を拠り所とした政党になるのか!?――しばらく注目したいと思います。
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自民党政治の終わり

戦後日本の長きにわたって政権党であり続けた自由民主党。派閥ごとに結束し、年功序列型の人事制度をもち、後援会と各種業界団体に支えられたこの巨大政党は今、機能不全を起こし、そのシステムの骨格は既に崩壊している。かつて自民党が圧倒的な強さを発揮しえたのはなぜか、それがいま存在感を失いつつあるのはなぜか。歴史の視点、さらには国際比較の視点をも交えながらその来歴を明らかにし、これからの日本政治を展望する。
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